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TooLs 道具の本 & TooLs2012 / ブックレーベルHUZINE
¥1,600
講談社 ペーパーバック2冊セット 11年版初版 12年版4刷 帯あり 休刊した雑誌HUgE発のレーベルが出したカタログ本。メンクラ、POP‐EYEの正しい遺伝子を感じるつくり。モノを通して生活様式のなかに思想性を表そうとする志を感じる。時代の記録。
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南の島を開拓した人々 / 宮本常一
¥3,500
河出書房新社 単行本 06年初版 カバー帯あり 小口に一点シミ(写真参照) タイトル通りの内容。そこにあった暮らしに着目する宮本常一らしい視点で、島の生活を浮き彫りにしながら人物とその事業の意味にせまる。
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象は世界最大の昆虫である ガレッティ先生失言録 / 翻訳:池内紀
¥9,800
白水社 単行本 92年発行7月第二刷 カバー等薄シミ有り 帯の半分欠損(写真参照) 博覧強記の地理学者にして歴史家であった18世紀の大学教授の失言集。可笑し味に溢れたフレーズが続く洒落本である。カール七世は、死後、二十二年後に射殺されたーといった感じ。
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二列目の人生 隠れた異才たち / 池内紀
¥900
晶文社 単行本 03年初版 帯カバーあり 実より名の時代である。今に始まったことではなく、昔からそうだったのではあるけれど、この時代に名を求めず自らののぞむ実を追求した人の存在にふれるとすがすがしい。そんな人々を紹介している。
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明日泣く / 色川武大
¥900
実業之日本社 単行本 89年初版 帯カバーあり 小口にわずかな凹みとシミあり 色川武大の最後の短編小説集。自ら楽しみ人を楽しませた阿佐田哲也が、内省し純度の高い色川武大になった終着点がここかと思うと感慨深い。
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浅草博徒一代 伊地知栄治のはなし / 佐賀純一
¥1,800
筑摩書房 単行本 89年初版 カバー帯付き 東映任侠映画の世界観を知ることができる。医者が患者としてやってきた古い博徒のはなしを聞き書きしたもの。博徒の人生からルールと価値観が違った時代の日本が見えてくる。
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王者の煩悩 / 安藤昇
¥1,450
コアマガジン A5ソフトカバー 08年初版 カバー帯あり 安藤昇が人生を振り返りながらエピソードを交えて語る体験的人生訓。色の道から修羅場のしのぎ方まで幅広く、読みやすい。巻頭に写真数ページ。
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男の覚悟 / 安藤昇
¥750
青志社 四六判ソフトカバー 09年第一刷 カバー帯あり 安藤昇にはいくつもの自伝、評伝、半生記があるがその一つ。この作品の場合、「男の覚悟」というテーマが先にあり、安藤が教条訓のようなことを書きたくないといったところ、では自身の生きてきた道を振り返ればそれが見えてくるのではないかと言われ、半生記としたらしい。事実は記憶とともに変わっていくので書かれているからとはいえ鵜吞みにはできないが、晩年の半生記は思考が整理されている良さもある。
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NHK FM Crossover Eleven ナレーション傑作集 1真夜中の漂泊者たち 2真夜中の旅人たち / 玉村豊男 西尾忠久 出倉宏 内山安雄 高木達 滝沢ふじお
¥8,000
SOLD OUT
ゆまにて出版 B6ソフトカバー 1&2ともに86年初版 カバーあり 背薄ヤケ 1の帯半分欠落(写真参照) 小口シミあり ■NHK FMの伝説的名番組で人気の高かったナレーションのもとである短編スクリプトをまとめた作品集。サウンドストリートからクロスオーバーイレブンの流れは非常に趣味の良い編成だった。書き手も多彩。
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ひとこころふれ愛 テレビと歩んだ40年 / 小川宏
¥3,200
廣済堂出版 B6ソフトカバー 93年 カバー帯あり 背薄ヤケ(写真参照) ■小川宏はNHKの人気アナウンサーからフジテレビの朝ワイドショーに転身。テレ朝で先行し朝ワイドを切り開いた木島則夫とともに新しい朝の番組スタイルを作った。泣きの木島や怒りの小金治といわれるようなアクの強さはないが、自然で上品な物腰の名アナウンサーとして一時代を築いた。まだ若かったテレビ界を振り返る。
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版画 / 司修
¥950
新潮社 単行本 2000年初版 カバー帯あり ■画家、装幀家、作家の自伝的連作短編集。表現を追い求めていた青春時代の人との出逢いや出来事を見つめなおす。
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影について / 司修
¥1,400
新潮社 単行本 93年初版 カバー帯あり ■画家、装幀家、作家にして法政大学名誉教授の司修による連作短編集。じわっ、じわじわ。
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どれみそら 書いて創って歌って聞いて / 阪田寛夫 聞き手:工藤直子
¥1,250
河出書房新社 単行本 95年初版 カバー端薄ヤケ 帯あり ■ドレミソラは日本音楽の5音階、そこに西洋の楽理が入ってきてシが加わる。誰もが知る童謡「サッチャン」の作詞家で、芥川賞作家でもある坂田が子供たちに日常にあった音楽を振り返る。聞き手が詩人で童話作家の工藤直子。優しい二人の優しい気持ちになる本。
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芸能ビジネスを創った男 渡辺プロとその時代 / 野地秩嘉
¥750
新潮社 単行本 2006年初版 カバー帯あり ■現ワタナベエンタを作った人の話。ナベプロ本は数多いが、要点は全て押さえてあり入り口としてわかりやすい本。戦後芸能史の中で洋楽ポップスの和訳輸入、テレビのエンタテイメントへの早い対応、興行ビジネスの再編、近代的なプロダクションシステム確立とナベプロの功績は計り知れない。ナベシン社長と呼ばれた渡辺晋は偉大な人物でもあった。この事務所の根が常に音楽にあることも重要。
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いつだって青春 ホリプロとともに30年 / 堀威夫
¥1,000
東洋経済新報社 単行本 92年初版 帯カバー付き 謹呈本のため著者署名と落款、送り先為書きあり(写真参照) ■ホリプロを作った人の回顧録。堀の半生記は村松友見による「ギターとたくわん」もあるが、芸能資料としてはこちらの方がふさわしい。戦後ポップス史でもあり、ジャズ、GSを経てアイドルの時代まで懐かしい名前とエピソードが登場する。
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超私小説の冒険 [作家の方法] / 赤瀬川原平
¥1,000
岩波書店 四六判変型 89年初版 カバー帯付き ■私小説の”私”を赤瀬川らしい柔らかな発想でこねくることで、私小説なるものの輪郭と可能性を探していく。ときおり入るイラストも楽しい。
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後藤田正晴における責任のとりかた / 野坂昭如
¥550
毎日新聞社 単行本 98年初版 カバー帯付き ■気骨ある政治家の代表として名前の挙がる女優水野真紀の…あっしまった、その旦那の衆議院議員後藤田正純の大叔父後藤田正晴。評伝や半生記ではなく野坂昭如の観察記であるのが珍しい。野坂の視点で一人称で書かれている。与謝野馨や堀内光男と同期。この時代の政界の正しさはどこにあったのか、それを知るには後藤田は確かに良い題材。
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コートインサイド カリフォルニアの海が教えてくれた / 著:ダニエル・デュエイン 訳:東理夫
¥2,500
日之出出版 B6ソフトカバー H11年初版 カバーあり 帯イタミ(写真参照) ■サーフィンに魅せられた作家が、海辺に移住してはじめたサーフィンライフを書き綴った手記。サーフィンとその精神にふれる。サーフィン関連の文学が少ない日本で読める数少ない良作の一つ。
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星への切符 / 斎藤憐
¥1,800
三一書房 単行本 82年初版 カバーあり 帯なし キバミ ■82年に日本演劇史に残る傑作「上海バンスキング」で岸田戯曲賞を受賞した斎藤憐は、70年代初頭にTBSラジオの台本を書いていた。担当番組「黒柳徹子のチャターボックスS」の物語コーナー向けに書いたミニストーリーと、「夜のミステリー」向けに書いたものを手直しした短編集。作品背景が貴重。
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小沢昭一的流行歌・昭和のこころ / 小沢昭一 大倉徹也
¥650
新潮社 単行本 2000年初版 カバー帯あり ■昭和歌謡回顧は数あれど、やはりその時代を体験している小沢昭一が書けばひと味違う。名ラジオ番組「小沢昭一的こころ」でもタッグを組んでいる放送作家の大倉徹也ととも懐かしい歌謡曲の世界を振り返るのこころなのだ。
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ハーシーチョコレートの物語 揺れ動くアメリカン・ドリーム / 荻田浩
¥2,000
たる出版 単行本 2006年初版 カバー帯あり ■ハーシーはアメリカのチョコレートについて調べるときに欠かせない存在。また企業としても創業者は立志伝中の人物で、グローバル化の先駆けであると同時に、社会貢献の企業倫理を守り、時には損を覚悟で時代の変化に対応していた。老舗アメリカ企業の精神とあり方にふれる。
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賢人たちの世 / 城山三郎
¥850
文芸春秋 単行本 90年初版 カバー 帯は背にヤケ ■政治家がダメになった、昔の政治家は…という時の代表的な存在。戦後昭和の政界で三賢人といわれた政治家の足跡を、平成の初めに城山三郎がまとめた。政治家とは何かを考えるヒント。
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東京の空の下、今日も町歩き / 著:川本三郎 写真:鈴木知之
¥950
講談社 単行本 2003年初版 カバー 帯あり ■雑誌「東京人」の連載をまとめた町歩きエッセイ。およそ20年前の東京である。当時に東京の歴史や昔をしのびながら街を歩いている。この本を読みながら、二重に町に残っているもの、消えたものを確かめながら歩くのもまた味わいがありそう。
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アナログな日々 ときどき モバイル / 牧野茂雄
¥750
アルファベータ 四六判ソフトカバー 2005年初版 カバーに薄ヤケ 帯 小口にシミ ■牧野茂雄は自動車評論家。趣味のアナログオーディオについたこの本は、ユーザー向けの評論とは違い実体験を記録した一人称の面白さがある。クラシックジャーナルに連載されていた内容をまとめたもので、音やオーディオに興味がある人向けかと思う。
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