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人間を撮る ドキュメンタリーがうまれる瞬間 / 池谷薫
¥880
平凡社 単行本 2008年初版 B6判 カバー帯有り NHKスペシャルやドキュメンタリー映画「蟻の兵隊」などを演出した池谷薫の著書。監督自身がこれまでに手掛け、高い評価を得た自作について解説している。映像ドキュメンタリーへの理解を深め、志す人々へのヒントでもある一冊。
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関根忠郎の映画惹句術 / 関根史郎
¥1,600
徳間書店 ソフトカバー単行本 B6判 2012初版 カバー有(縁のスレや傷*写真参照)帯有 著者は東映宣伝部で長年にわたり映画のコピーを生み出してきた関根史郎。 「仁義なき戦い」「極道の妻たち」から今夏公開の高倉健主演映画「あなたへ」まで……。わずか数行の“言葉”にすべてをかけて、名コピー(惹句)を作り続ける惹句師という仕事。映画宣伝にかける情熱と戦い、そして迷いの日々を、自らが手がけた邦画黄金期の作品や数々の名作を東映史を交えて語っていく。
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佐藤勝 銀幕の交響楽(シンフォニー) / 小林淳
¥1,500
ワイズ出版 2007年第一刷 菊版単行本 カバー帯有 経年のクスミ小 ぶ厚い大作ですが、作曲家佐藤勝を縦糸に監督と作品を横糸に組み上げられており、日本映画好きにとっては読みやすいノンフィクションになっています。 映画界のアイコンたちがどのように音楽を作品に取り入れ、視聴者に感動を与えてきたのかを丹念に追っています。特に、銀幕で響く楽曲の背後にある物語や制作過程が浮き彫りにされ、読者は映画の魅力をより一層感じることができるでしょう。 中平康が入っているのもうれしいところ。
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ニール・サイモン自伝 書いては書き直し / 著:ニール・サイモン 訳:酒井洋子
¥1,400
早川書房 1997年初版 四六判単行本 436P カバー帯有 小くすみ 劇作家ニール・サイモンの自伝です。 アメリカのショービジネスの世界に足を踏み入れ生き抜いていく様子とともに、作品創作の裏側が描かれています。ヒットメーカーであるニール・サイモンでさえ常に興行成績を意識し、その重圧と戦い続けていたことに思わされることもあります。 原題が”Rewrites”というのもニール・サイモンらしい。
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涙の川を渉るとき 遠藤実自伝 / 遠藤実
¥800
日本経済新聞社 2007年第一刷 四六判単行本 帯カバー有 良 日経新聞の「私の履歴書」で連載された内容をまとめたもの。昭和歌謡界で数々の名曲を生み出した大作曲家遠藤実の半生記。戦後のどん底から右肩上がりとなった時代とともに、歌は世につれ、世は歌につれ、大衆からの支持を受け歌謡界が成長していく様子が、遠藤実の人生を通して描かれる。歌謡界の裏側が非常に興味深い。 収録されている資料も、大衆音楽愛好家にとって役立ちそう。
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天使はブルースを歌う 横浜アウトサイド・ストーリー / 山崎洋子
¥1,000
毎日新聞社 1998年初刷 四六判ハードカバー 帯付き 経年のキズや使用感あり ゴールデン・カップスのエディ藩から慰霊歌の作詞を依頼された著者が、ゴールデン・カップスと横浜で伝説化していた白塗りの街娼、横浜のメリーを軸に、異国文化のカオスであった戦後の横浜を描いたノンフィクション。
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砧撮影所とぼくの青春 / 恩地日出夫
¥2,000
文藝春秋社 1999年初刷 四六判 ソフトカバー 帯有 経年のくすみ 砧撮影所を舞台にした恩地日出夫の青春回顧録。デビュー期は映像芸術への意識が高く東宝ヌーベルバーグと言われ、のちに青春映画で活躍、その後は幅広い領域で実力を発揮した監督です。ある世代にはテレビドラマの「傷だらけの天使」「俺たちの旅」などの印象が強いかもしれません。映像制作の裏側や、仲間との絆を通じて心に残る思い出を綴ったエッセイです。
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ポップの現場から~川勝正幸 in TV Bros. 1987‐2012 (TOKYO NEWS MOOK 340号) / 川勝正幸 テレビブロス特別編集
¥1,210
東京ニュース通信社 2012年1刷 B5判ソフトカバー カバー帯有 経年のキズや使用感あり TOKYO NEWS MOOK 340号にて刊行され、川勝正幸が独自の視点で1987年から2012年までのテレビ界や音楽シーンの動向を振り返る。ポップカルチャーにまつわるエッセイやインタビューを収めた貴重な記録。
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自暴自伝 ポンタの一九七二→二〇〇三 / 村上”ポンタ”秀一
¥1,320
文藝春秋 2003年第1刷 単行本 菊版変形 帯にヤケ(写真) 経年汚れ、ヤケ 大衆音楽のあらゆるジャンルで活躍した人気ドラマー村上ポンタ秀一の自伝。やや大きめサイズ になります。
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上海バンスキング / 斎藤憐
¥1,000
SOLD OUT
而立書房 単行本 84年第5刷 カバー帯あり 見返し扉の天角にシミ 経年の薄ヤケ 名作舞台の戯曲。初版発行は80年。当時の一般的な若い演劇ファンの赤毛モノに対するイメージを覆した作品。戯曲のうしろに資料として上演記録が付いている。
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談志亡き後の真打 / 立川志ら乃
¥450
宝島社 単行本 2012年初版 カバーにスレキズ(写真参照) 帯なし 志ら乃は立川志らくの弟子で、談志の孫弟子初の真打となった。とても立川流らしく、志らくっぽい人、時代にあわせた上書きもされているので、流派の系譜が読みとれて興味深い。
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志ん朝の日本語高座 / 古今亭志ん朝・齋藤明
¥650
PHP出版 単行本 85年初版 カバー打ち傷 帯なし クスミ 昭和53年から60年までNHK‐FMで放送された「お好み邦楽選」の台本をベースにしたもの。邦楽の合間に季節の風物などにふれた語りが入る。その語り手の一人が志ん朝であった。志ん朝は台本に自分なりに意見をするなど、積極的にかかわったという。邦楽や落語の言葉をきっかけに、日本の芸能の根底にある季節や風物の味わいについて語る。
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万年前座 僕と師匠・談志の16年 / 立川キウイ
¥3,000
新潮社 単行本 09年初版 カバーあり 帯背面にスレキズ(写真参照) 本書く派立川流。万年前座と言われたキウイですら書くのである。落ちこぼれから見た談志だから面白いのである。談志はあまりにも要領を得ないキウイに激怒を重ねながら、きなり古舘伊知郎の付き人にする。そうしてまったく他の弟子たちとはちがった関係を気付いていくのが面白い。
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立川流騒動記 / 立川談之助
¥3,500
ぶんがく社 B6ソフトカバー 2012年初版 カバーあり 帯ユルミ 本書く派立川流。談之助は談志が立川流を立ち上げる前の参議院時代に寄席時代に入門している。そして秘書を務めた特異な存在である。長い付き合いだけに、談志を仰ぎ見る次世代と違って、かなり手厳しい。サブカル感覚のあるインテリの視点。
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ひとりブタ 談志と生きた二十五年 / 立川正志
¥750
河出書房新社 単行本 2013年初版 カバー帯付き 本書く派立川流。世に知られる売れっ子弟子たちの本も良いけれど、それぞれの事情を抱えながら談志に仕えた弟子たちの扱いの違いを知るのも興味深い。生志は志の輔と同じく入門年齢が遅く、また病気もあって苦労した。20年間、談志から真打にしてもらえなかった弟子の視点。
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歌舞伎のかくし味 / 山川静夫
¥1,100
淡交社 単行本 H11年初版 カバー帯あり 語り口は天下一品。山川静夫の歌舞伎の本というだけで、楽しく読めて面白いの折り紙が付く。歌舞伎にまつわる言葉を入り口に、歌舞伎通がふと思いついた逸話を語りだす雰囲気が漂うエッセイ。
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大遺言書 / 語り:森繁久彌 文:久世光彦
¥1,200
新潮社 単行本 2003年初版 カバー帯あり 週刊新潮の人気連載をまとめたもの。このあとに「いまさらながら」「さらば」と3部作になっていくから、さすが森繁翁はしぶとい。可笑しみにあふれた老人の繰り言に久世光彦が仕上げている。嚙めば噛むほど味がある。
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ヴァイオリンの魅力と謎 / 佐々木庸一
¥1,800
音楽之友社 単行本 62年初版 カバー帯あり 帯角微傷 ヴァイオリンという楽器についてストラディヴァリの名前ぐらいしか知らない…ので、もうちょっと知ってみたいときに、基本的な全容を掴める。興味深いエピソードもあり、クラッシック好きな人にも、なんとなく知っておいても良いかなという人にも楽しめると思う。
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キャメラマン一代 私の映画人生60年 / 宮川一夫
¥1,000
SOLD OUT
PHP 単行本 85年初版 カバー帯あり 小口ヨゴレ(写真参照) クスミ 裏見返しにハガレ(写真参照) 名キャメラマン宮川一夫の貴重な回想録。登場する現場のほとんどが伝説的な監督の作品ばかり。読めば名作を見直す楽しみが増す。状態は経年の劣化があり、資料として読みたい方向け。
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もうひとりのイルカ物語 なごり雪の季節に旅立っていった夫へ / イルカ
¥700
SOLD OUT
マガジンハウス B6ソフトカバー 2008年初版 カバー帯あり フォークシンガーのイルカと夫の神戸和夫の回想記。神部は学生時代からイルカと音楽活動を共にし、結婚後もソロになったイルカを支えるも病に倒れた。ビジネスパートナーでもあった神部の闘病生活は20年に及んだが、愛情とともに音楽ビジネス最前線を生きるイルカのプロらしい思考にも触れることができる。
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佐野鋤・音楽とその生涯 ー昭和の民族音楽とともに生き抜いた人生ー / 佐野博美
¥750
三一書房 単行本 97年初版 カバー裏にシミ消毒済(写真参照) 小口天にシミ(写真参照) 裏見返しに著者謹呈のサインとヤブレ有(写真参照) 佐野鋤(たすく)は昭和に日本のジャズが広まるプロセスを調べた時に必ず名前の出てくる人物で、服部良一とのかかわりも深い。「ロッテ歌のアルバム」で指揮していた。著者は息子のサックス奏者佐野博美。
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浅草エノケン一座の嵐 / 長坂秀佳
¥350
講談社 単行本 89年初版 カバーあり 帯コスレ 小口にヤケ(写真参照) 本体上部にシミ 映画もドラマもテレビもゲームもなんでも書けちゃう長坂秀佳のミステリー。エノケンとロッパが探偵となるエンタメ要素たっぷりの作品。
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エリアンの手記 / 山崎哲
¥1,300
思潮社 B6ソフトカバー 86年初版 カバーあり 帯びなし 吉本隆明の別紙解説付録あり(写真参照) 日本で最初と言われるいじめ自殺事件を題材にした舞台作品など2作品の戯曲集。舞台は衝撃を与え、高い評価を得た小劇場史に残る作品でもある。巻頭に上演舞台の写真。
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飛竜伝’90 殺戮の秋 / つかこうへい
¥750
白水社 単行本 初版 カバー帯あり 1973年が初演のつかこうへい「初級革命講座 飛龍伝」は、題材となる学生運動の火が消えた90年に復活し、ヒロイン役は人気女優の登竜門として、今も人気の演目として上演され続けられている。その復活後のスタートとなったのがこの「飛龍伝’90 殺戮の秋」。ヒロイン神林を演じたのは富田靖子。名作の原点となる書下ろしの戯曲。
