-
談志亡き後の真打 / 立川志ら乃
¥450
宝島社 単行本 2012年初版 カバーにスレキズ(写真参照) 帯なし 志ら乃は立川志らくの弟子で、談志の孫弟子初の真打となった。とても立川流らしく、志らくっぽい人、時代にあわせた上書きもされているので、流派の系譜が読みとれて興味深い。
-
ひとりブタ 談志と生きた二十五年 / 立川正志
¥750
河出書房新社 単行本 2013年初版 カバー帯付き 本書く派立川流。世に知られる売れっ子弟子たちの本も良いけれど、それぞれの事情を抱えながら談志に仕えた弟子たちの扱いの違いを知るのも興味深い。生志は志の輔と同じく入門年齢が遅く、また病気もあって苦労した。20年間、談志から真打にしてもらえなかった弟子の視点。
-
歌舞伎のかくし味 / 山川静夫
¥1,100
淡交社 単行本 H11年初版 カバー帯あり 語り口は天下一品。山川静夫の歌舞伎の本というだけで、楽しく読めて面白いの折り紙が付く。歌舞伎にまつわる言葉を入り口に、歌舞伎通がふと思いついた逸話を語りだす雰囲気が漂うエッセイ。
-
わが喜劇 / 澁谷天外
¥1,600
三一書房 函 単行本 72年初版 函ビニカ付き 帯あり パラフィンは傷んでいますが(写真参考)本体は美 ■エンタメにかかわるなら圓朝、曾我廼家兄弟、長谷川伸、真山青果などなど劇作の近代古典を読んでおいたほうが良いと、若いころに先輩から言われた。20代、30代の遊び場である放送メディアにいたから、時代の空気感ばかりを追いかけて読まなかった。読んでおけばよかった、どれだけ引き出しが広がっていたか、今となっては思う。澁谷天外もその一人である。上方喜劇史、喜劇論、戯曲が収録されている。
-
虹の脇役 / 関容子
¥950
新潮社 単行本 99年発行00年2刷 カバー帯あり ■「銀座百店」に連載されたエッセイ集、講談社エッセイ賞を受賞した「花の脇役」に続く第2弾。歌舞伎を知らなくても、歌舞伎の風が吹く読み心地。装丁は和田誠。これぞ芸談。
-
善悪リーダー心得帖 神田松鯉ビジネス講談集 / 神田松鯉
¥10,000
経営書院 単行本 96年初版 カバー帯あり 裏に一か所疵(写真参照) ■神田松鯉は人間国宝で六代目神田伯山の師匠。講談をもとにしたリーダー論であるが、伯山がのびのびと才能を伸ばせた理由がみえる。希少本。
-
寄席の人たち 現代寄席人物列伝 / 秋山真志
¥950
SOLD OUT
創美社/集英社 単行本 2007年初版 カバー帯あり ■寄席にかかわる人々10人、噺家は一人で席亭から講談や紙切り、大神楽、三味線漫談、お囃子など人選が幅広い。細部の情報が楽しく、楽屋で話を聞いているような面白さがある。
-
らくごコスモス ー落語、昨日今日明日 / 京須偕充
¥1,100
弘文出版 単行本 96年初版 カバーあり 帯イタミ、一部キレ ■扱われているのは志ん生、文楽から現在活躍中の昇太や志らくまで。京須だけに志ん朝、円生、小三治はかかせない。以前はこういう装丁の落語の本が多かった、あのころを感じる。
-
藝人という生き方 そして、死に方 / 矢野誠一
¥1,100
日本経済新聞社 単行本 99年初版 カバーの背上部にヨレ 帯あり ■人物評集。人選が矢野誠一である(写真参照)。また芸の捉え方も幅広く、矢野誠一にしかこれだけの人をカバーできないと思われる。
-
杉村春子 女優として、女として / 中丸美繪
¥1,500
文芸春秋 単行本 03年初版 カバー帯あり ■いろいろあった文学座でいろいろあった女優のいろいろあった話。いろいろ背負って身に着けた芸の深み。舞台の熱が変わり、映画に出れば画面が引き締まる不世出の女優の一人ですから。
-
舞台歴程ー凛として / 伊藤巴子
¥1,500
一葉社 単行本 16年初版 カバー帯付き ■舞台一筋に全国を巡り演劇を届け、世界で様々な舞台を見てきた女優が書き残した随筆や劇評をまとめたもの。劇団仲間の「森は生きている」を子供のころに見た人も多いのでは、それに出ていた人です。
-
人と芸談-先駆けた俳優たち / 馬場順
¥1,000
演劇出版社 単行本 99年初版 カバー帯付き ■歌舞伎史に名を残す12人の名人たちとその芸を、さまざまな逸話を交えて紹介していく。濃厚な芸談。やはり始まりは六世菊五郎になるのかと思いつつ、団十郎がないのが意外だったりもする。
-
大向こうの人々 歌舞伎座三階人情ばなし / 山川静夫
¥600
講談社 単行本 09年発行13年第5刷 カバー帯付き ■元NHKアナウンサーで随筆の名手でもある著者が、歌舞伎にのめりこみ大向こうから声をかけ続けた若き日を振り返る。ネットもスマホもない時代は人と人につながりが違っていた。
-
芝居の神様 島田正吾・新国劇一代 / 吉川潮
¥800
新潮社 単行本 07年初版 カバー帯あり ■日本の芝居を語るときに避けては通れない島田正吾、そして澤正や辰巳。彼らが心血を注いだ新国劇の立ち位置が理解できる。大正から昭和の大衆演劇の風が吹いている。
-
待ってました!花形落語家、たっぷり語る / 吉川潮
¥800
新潮社 単行本 2011年初版 表紙にシミあり(写真参照) 帯カバーには問題ありません。 ■吉川潮と落語家10人の対談集。談志の人選は立川流顧問らしい、談志がなくなった翌月に出版されただけに継承者的な意味合いをつけた帯になっているが、中身は実力者たちの芸談。