-
ひとこころふれ愛 テレビと歩んだ40年 / 小川宏
¥3,200
廣済堂出版 B6ソフトカバー 93年 カバー帯あり 背薄ヤケ(写真参照) ■小川宏はNHKの人気アナウンサーからフジテレビの朝ワイドショーに転身。テレ朝で先行し朝ワイドを切り開いた木島則夫とともに新しい朝の番組スタイルを作った。泣きの木島や怒りの小金治といわれるようなアクの強さはないが、自然で上品な物腰の名アナウンサーとして一時代を築いた。まだ若かったテレビ界を振り返る。
-
芸能ビジネスを創った男 渡辺プロとその時代 / 野地秩嘉
¥750
SOLD OUT
新潮社 単行本 2006年初版 カバー帯あり ■現ワタナベエンタを作った人の話。ナベプロ本は数多いが、要点は全て押さえてあり入り口としてわかりやすい本。戦後芸能史の中で洋楽ポップスの和訳輸入、テレビのエンタテイメントへの早い対応、興行ビジネスの再編、近代的なプロダクションシステム確立とナベプロの功績は計り知れない。ナベシン社長と呼ばれた渡辺晋は偉大な人物でもあった。この事務所の根が常に音楽にあることも重要。
-
いつだって青春 ホリプロとともに30年 / 堀威夫
¥1,000
東洋経済新報社 単行本 92年初版 帯カバー付き 謹呈本のため著者署名と落款、送り先為書きあり(写真参照) ■ホリプロを作った人の回顧録。堀の半生記は村松友見による「ギターとたくわん」もあるが、芸能資料としてはこちらの方がふさわしい。戦後ポップス史でもあり、ジャズ、GSを経てアイドルの時代まで懐かしい名前とエピソードが登場する。
-
超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み
¥1,000
竹書房 菊版ソフトカバー 95年発行96年第2刷 カバー背上下にイタミあり(写真参照) ■個々の作品に踏み込むというよりも、多くの作品を網羅しているという意味で貴重な資料。巻頭32頁は写真が豊富なカラー印刷。
-
ウルトラマン大辞典 ウルトラQからウルトラマンコスモスまでの4000のキーワードを収録! / 監修:円谷プロダクション
¥2,500
中経出版 菊版単行本 01年初版 カバー丈夫にヨレ 一か所くぼみあり(写真参照) ■放送リストやコラムなど資料は豊富。事象などのほかにこんな端役(ファンには失礼かな)までという登場人物名の項目がある。
-
ビデオで世界を変えよう / 津野敬子:著 平野共余子:構成
¥1,000
草思社 単行本 03年初版 カバー帯あり ■ビデオジャーナリズムの草創期から活動し、DCTV(ダウンタウンコミュニティテレビジョンセンター)を創設した津野敬子の活動期。インディな活動でエミー賞を受賞している。この本が出てからはや20年近く、スマホでも映像を発信できるようになった今だからこそ、初期の志と理想を確認することは重要。
-
向田邦子の青春 写真とエッセイで綴る姉の素顔 / 向田和子
¥1,200
ネスコ/文芸春秋 菊版単行本 99年刊行第2刷 カバーあり 帯の端にキレ、イタミ ■妹が姉邦子について綴った思い出の数々と写真。スナップ的な写真だからこそ、向田邦子が持っていた特別ななにかを感じさせる。
-
CNNの戦場 / ロバート・ウィーナー:著 染田屋茂:訳
¥1,300
文芸春秋 単行本 92年初版 カバー帯付き ■24時間ニュースを配信するCNNは80年に設立された。日々の事件や出来事と調査報道を編集し項目に割り付けて定時に放送していたテレビニュースに対し、より柔軟に世界の変化を伝えることができた。90年のイラクによるクウェート侵攻から始まった湾岸戦争をライブで伝えたことでテレビニュースの在り方を根本的に変えていく。配信動画への過渡期だからこそ振り返りたいターニングポイントの記録。
-
ニュース帝国の苦悩 CBSに何が起こったか / ピーター・ボイヤー:著 鈴木恭
¥1,500
TBSブリタニカ 単行本 90年初版 カバー帯付き 端にキレ(写真参照) 天小口にシミ 経年のクスミ ■日本の(というより世界が)テレビジャーナリズムの規範としたCBSニュースがどのようにテレビ報道の在り方を作り上げ、その理念の維持に苦悩し、壊れていったのか。なにかとネットに比較されがちなテレビ報道、批判も多いがその在り方を知った上での意見は少なく、テレビ報道の在り方を再確認させられる内容。
-
風説・赤坂テレビ村 / 鈴木茂夫
¥1,200
同時代者 四六判ソフトカバー 2015年初版 カバー帯あり ■TBSの雑誌「新・調査報道」ねどに連載されていたエッセイをまとめたもの。テレビ報道の草創期の様子が描かれる。ジャーナリズムのあり方と同時に、新聞にはない速報性、ラジオにはない視覚表現、放送映像で伝える意味と特性を模索した姿がうかがえる。
-
私だけの放送史 民放の黎明期を駆ける / 辻一郎
¥2,500
清流出 版 B6判ソフトカバー 08年初版 カバーあり 帯に少しイタミとシミ ■日本に民放ラジオが始まってから4年目に新日本放送(現毎日放送)に入社し、現場でかかわったテレビの立ち上げの様子などが書かれている。この周辺の本を読むと和田誠さんの父で和田唱の祖父にあたる和田精が放送音響のキーマンの一人であったことがわかる。また毎日放送が系列キー曲であるTBSではなく、NET(現テレビ朝日)のネット局としてスタートした裏側が書かれていてエグい。
-
シマゲジ風雲録 放送と権力・40年 / 島桂次
¥3,000
文芸春秋 単行本 平成7年初版 カバーあり 帯にスレ ■エビジョンイルの前のNHK会長シマゲジ、国営放送の長とは思えない愛称が続いた。プロパーの政治記者から会長の座に就いた。米国の批評家がジャーナリストとしてのナベツネを評して現実政治にどっぷりと身を沈めた稀有なタイプと言ったが、シマゲジも同様でまたそういう時代でもあったのだろう。やったことには賛否があるが、それを踏み込んで描いた姿勢には好感が持てる。
-
ロングラン マスコミ漂流50年の軌跡 / 村上七郎
¥700
SOLD OUT
扶桑社 単行本 05年出版第2刷 カバーあり帯あり スレやイタミ ■著者の経歴は共同通信、ニッポン放送、フジテレビ、そして関西テレビの名誉顧問。フジテレビ開局時の裏側が書かれている。フジテレビの過去といえば80年代の黄金期ばかり話題になるが、はじまりまでちゃんと検証してみるのも一興。
-
天下御免のワースト番組 全員!集合!! / 田村隆(放送ライター)
¥3,000
あ・うん B6変型ソフトカバー 平成19年初版 カバーあり帯あり 表カバーの上部に薄ヤケ 落款印 ■田村隆は永六輔や大橋巨泉に続くテレビ黄金期の放送作家第2世代。タムラ先生ことタムセンと呼ばれ、ダブルブッキングしているときに会議中の席にタバコや手帳を置いたままいかにもちょっと席を外す風に退出し、よその会議に行ってしまうタバコふけや手帳ふけの名人と言われた。ヒット番組多数の売れっ子で80年代にはすでに大御所レジェンドだった。ある種のバラエティー放送作家のイメージを作った人。