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上海バンスキング / 斎藤憐
¥1,000
SOLD OUT
而立書房 単行本 84年第5刷 カバー帯あり 見返し扉の天角にシミ 経年の薄ヤケ 名作舞台の戯曲。初版発行は80年。当時の一般的な若い演劇ファンの赤毛モノに対するイメージを覆した作品。戯曲のうしろに資料として上演記録が付いている。
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大遺言書 / 語り:森繁久彌 文:久世光彦
¥1,200
新潮社 単行本 2003年初版 カバー帯あり 週刊新潮の人気連載をまとめたもの。このあとに「いまさらながら」「さらば」と3部作になっていくから、さすが森繁翁はしぶとい。可笑しみにあふれた老人の繰り言に久世光彦が仕上げている。嚙めば噛むほど味がある。
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夢の木坂分岐点 / 筒井康隆
¥800
新潮社 単行本 87年初版 カバー帯あり 帯は谷崎賞受賞版 小口にシミ(写真参照) SF界のプリンスだった筒井の読者にとって、この夢の木坂と「乗越駅の刑罰」は新たな地平に誘われる衝撃作だった。今も文庫本で使われている表紙画はルネ・マグリット。
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うんたまぎるー / 立松和平
¥1,100
岩波書店 単行本 89年初版 カバー帯あり 謹呈本(写真参照) 小口天シミ’(写真参照) 民話を元にした沖縄芝居の演目「運玉義留」は、不可思議で庶民に爽快感を与える義賊話である。題材として映画にもなり、このように小説にもなった。立松和平は華々しくデビューし、文学賞をいくつも受賞しているが、一方で騒動の多い人でもあった。自分の中にある矛盾と複雑さを寓話に閉じ込めた印象がある。数多くの受賞歴を持つ沖縄の版画家儀間比呂志の挿画8葉。
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インサートコイン(ズ) / 詠坂雄二
¥2,000
光文社 B6判ソフトカバー 2012初版 カバー帯あり 懐かしい名作ゲームを題材にした青春短編小説集。ゲームがユースカルチャーとして成立していく時代の空気感が伝わってい来る。
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浅草エノケン一座の嵐 / 長坂秀佳
¥350
講談社 単行本 89年初版 カバーあり 帯コスレ 小口にヤケ(写真参照) 本体上部にシミ 映画もドラマもテレビもゲームもなんでも書けちゃう長坂秀佳のミステリー。エノケンとロッパが探偵となるエンタメ要素たっぷりの作品。
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エリアンの手記 / 山崎哲
¥1,300
思潮社 B6ソフトカバー 86年初版 カバーあり 帯びなし 吉本隆明の別紙解説付録あり(写真参照) 日本で最初と言われるいじめ自殺事件を題材にした舞台作品など2作品の戯曲集。舞台は衝撃を与え、高い評価を得た小劇場史に残る作品でもある。巻頭に上演舞台の写真。
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飛竜伝’90 殺戮の秋 / つかこうへい
¥750
白水社 単行本 初版 カバー帯あり 1973年が初演のつかこうへい「初級革命講座 飛龍伝」は、題材となる学生運動の火が消えた90年に復活し、ヒロイン役は人気女優の登竜門として、今も人気の演目として上演され続けられている。その復活後のスタートとなったのがこの「飛龍伝’90 殺戮の秋」。ヒロイン神林を演じたのは富田靖子。名作の原点となる書下ろしの戯曲。
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象は世界最大の昆虫である ガレッティ先生失言録 / 翻訳:池内紀
¥9,800
白水社 単行本 92年発行7月第二刷 カバー等薄シミ有り 帯の半分欠損(写真参照) 博覧強記の地理学者にして歴史家であった18世紀の大学教授の失言集。可笑し味に溢れたフレーズが続く洒落本である。カール七世は、死後、二十二年後に射殺されたーといった感じ。
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二列目の人生 隠れた異才たち / 池内紀
¥900
晶文社 単行本 03年初版 帯カバーあり 実より名の時代である。今に始まったことではなく、昔からそうだったのではあるけれど、この時代に名を求めず自らののぞむ実を追求した人の存在にふれるとすがすがしい。そんな人々を紹介している。
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明日泣く / 色川武大
¥900
実業之日本社 単行本 89年初版 帯カバーあり 小口にわずかな凹みとシミあり 色川武大の最後の短編小説集。自ら楽しみ人を楽しませた阿佐田哲也が、内省し純度の高い色川武大になった終着点がここかと思うと感慨深い。
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NHK FM Crossover Eleven ナレーション傑作集 1真夜中の漂泊者たち 2真夜中の旅人たち / 玉村豊男 西尾忠久 出倉宏 内山安雄 高木達 滝沢ふじお
¥8,000
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ゆまにて出版 B6ソフトカバー 1&2ともに86年初版 カバーあり 背薄ヤケ 1の帯半分欠落(写真参照) 小口シミあり ■NHK FMの伝説的名番組で人気の高かったナレーションのもとである短編スクリプトをまとめた作品集。サウンドストリートからクロスオーバーイレブンの流れは非常に趣味の良い編成だった。書き手も多彩。
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版画 / 司修
¥950
新潮社 単行本 2000年初版 カバー帯あり ■画家、装幀家、作家の自伝的連作短編集。表現を追い求めていた青春時代の人との出逢いや出来事を見つめなおす。
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影について / 司修
¥1,400
新潮社 単行本 93年初版 カバー帯あり ■画家、装幀家、作家にして法政大学名誉教授の司修による連作短編集。じわっ、じわじわ。
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東京の空の下、今日も町歩き / 著:川本三郎 写真:鈴木知之
¥950
講談社 単行本 2003年初版 カバー 帯あり ■雑誌「東京人」の連載をまとめた町歩きエッセイ。およそ20年前の東京である。当時に東京の歴史や昔をしのびながら街を歩いている。この本を読みながら、二重に町に残っているもの、消えたものを確かめながら歩くのもまた味わいがありそう。
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東遊記 / 白井喬二
¥2,800
島津書房 単行本 平成11年初版 カバーあり 帯なし ■大衆小説の大傑作「富士に立つ影」の白井喬二による奇想小説。西遊記をもじって地下の異世界を大冒険するSF味付けの作品。ヨコジュン先生が復刻させなければ、二度と日の目を見なかったかも。思い付きとノリで突っ走ったような感覚が、今のラノベにも通じる気がする。少年SF「旧造軍艦」も収録。
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森繫の重役読本 / 向田邦子
¥1,450
ネスコ 単行本 91年初版 カバーあり 帯に折れ(写真参照) ■向田邦子の出世作となった連続ラジオエッセイのシナリオを収録。森繁が朗読した台本で、巻末には森繁久彌が向田邦子を回顧した掌編がある。
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虹の脇役 / 関容子
¥950
新潮社 単行本 99年発行00年2刷 カバー帯あり ■「銀座百店」に連載されたエッセイ集、講談社エッセイ賞を受賞した「花の脇役」に続く第2弾。歌舞伎を知らなくても、歌舞伎の風が吹く読み心地。装丁は和田誠。これぞ芸談。
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優柔不断術 / 赤瀬川原平
¥800
毎日新聞社 単行本 99年初版 帯カバーあり ■決断できることがそんなに素晴らしいのかと問いながら、優柔不断の能力に恵まれているという著者が社会と人のありようを、身近な出来事から見つめなおすエッセイ。わかりやすく白黒つけたがる風潮があるからこそ、立ち止まって考えることの大切さを思い出す。
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『雪国』の汽車は蒸気機関車だったのか? 鉄道・文学・戦前の東京 / 酒井明司
¥600
東洋書店 B6ソフトカバー 09年初版 カバー帯あり ■東洋書店の現代叢書。働きながら趣味を持ち、積み上げた情報や知識や考えを本にまとめるのは素晴らしいことだと思う。一個人の視点に触れることも刺激になる。
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ベーシーの客 / 村松友視
¥850
マガジンハウス 単行本 98年初版 カバー帯あり ■一関のベーシーはジャズファンの多くが知る店である。関連書籍もあるし、映画にもなった。村松がこの場所を物語の舞台にしたことが妙味。
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子供にしてあげたお話 してあげなかったお話 / 岸田今日子
¥2,000
大和書房 単行本 01年初版 カバー帯あり 著者署名あり(写真参照) ■してあげなかったお話は、自分の中の読者に向けて書いたものの、娘に読んであげるのはためらわれたというショートショート。エッセイストとしても名高いが、ストーリーテラーとしても素晴らしいと感じる。
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ばかのたば / わかぎえふ
¥600
大和出版 単行本 95年初版 カバーあり 表紙一か所にシミ(写真参照) 帯あり ■女性の女性観察、ジェンダー云々は別にして読んで楽しいものは楽しい。温かさとエグさが同居する関西らしい視点、地域への偏見とかは別にして読んで面白いものは面白い。
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狂人日記 / 色川武大
¥1,250
福武書店 単行本 88年発行第三刷り 函付き パラフィン紙カバー 帯なし ■名編集者の寺田博の肝いりで「海燕」に発表した傑作、色川が純文学者としての力量を発揮した。
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