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ホンダスーパーカブ 増補新訂版: 世界のロングセラー 世界がホンダに恋をした / 三樹書房
¥1,800
三樹書房 単行本 菊版 2004年初版 カバー有 帯無し 50ccのスーパーカブが生産中止になってしまいましたね。世界企業へと躍進した本田技研工業の基礎を築く原動力となったロングセラー車スーパーカブのモデル変遷史、開発担当者の証言などで足跡を追う。何度か発売されてきたカブ本のなかで97年刊の増補新訂版。
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涙の川を渉るとき 遠藤実自伝 / 遠藤実
¥800
日本経済新聞社 2007年第一刷 四六判単行本 帯カバー有 良 日経新聞の「私の履歴書」で連載された内容をまとめたもの。昭和歌謡界で数々の名曲を生み出した大作曲家遠藤実の半生記。戦後のどん底から右肩上がりとなった時代とともに、歌は世につれ、世は歌につれ、大衆からの支持を受け歌謡界が成長していく様子が、遠藤実の人生を通して描かれる。歌謡界の裏側が非常に興味深い。 収録されている資料も、大衆音楽愛好家にとって役立ちそう。
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ハーディ・エイミスのイギリスの紳士服 / ハーディ・エイミス:著 森秀樹:訳
¥880
大修館書店 1997年初版 四六判ハードカバー 帯無 やや経年感あり ハーディ・エイミスはイギリスを代表するテーラーにしてクチュールブランドです。ブランドのコンセプトは「過去への尊敬、未来への展望」。サヴィル・ロウに店を構え、良質な紳士服を提供してきました。しかし代表のハーディが亡くなり、今は店も亡くなってしまいました。そのハーディ・エイミスが、イギリスの紳士服の変遷と文化的背景について書き残したもの。スーツがお好きな方、関わるお仕事をされている方には特に役立つ一冊です。
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東京大森海岸 ぼくの戦争 / 小関智弘
¥770
筑摩書房 2005年第1刷 四六判単行本 カバー有帯無 東京湾は大森海岸近くに住み、戦中戦後を過ごした少年時代の回想記。庶民の生活の記録。
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佐野鋤・音楽とその生涯 ー昭和の民族音楽とともに生き抜いた人生ー / 佐野博美
¥750
三一書房 単行本 97年初版 カバー裏にシミ消毒済(写真参照) 小口天にシミ(写真参照) 裏見返しに著者謹呈のサインとヤブレ有(写真参照) 佐野鋤(たすく)は昭和に日本のジャズが広まるプロセスを調べた時に必ず名前の出てくる人物で、服部良一とのかかわりも深い。「ロッテ歌のアルバム」で指揮していた。著者は息子のサックス奏者佐野博美。
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どれみそら 書いて創って歌って聞いて / 阪田寛夫 聞き手:工藤直子
¥1,250
河出書房新社 単行本 95年初版 カバー端薄ヤケ 帯あり ■ドレミソラは日本音楽の5音階、そこに西洋の楽理が入ってきてシが加わる。誰もが知る童謡「サッチャン」の作詞家で、芥川賞作家でもある坂田が子供たちに日常にあった音楽を振り返る。聞き手が詩人で童話作家の工藤直子。優しい二人の優しい気持ちになる本。
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アナログな日々 ときどき モバイル / 牧野茂雄
¥750
アルファベータ 四六判ソフトカバー 2005年初版 カバーに薄ヤケ 帯 小口にシミ ■牧野茂雄は自動車評論家。趣味のアナログオーディオについたこの本は、ユーザー向けの評論とは違い実体験を記録した一人称の面白さがある。クラシックジャーナルに連載されていた内容をまとめたもので、音やオーディオに興味がある人向けかと思う。
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そして、風が走りぬけて行った 天才ジャズピアニスト 守安祥太郎の生涯 / 植田紗加栄
¥1,900
SOLD OUT
講談社 単行本525P 97年初版 カバー帯あり 表紙タイトルわきに小凹み(写真参照) ■労作にして大作。ジャズファンなら守安のことはご存じと思う。戦後日本のジャズ界に登場し天才といわれながら謎の死を遂げたピアニストの評伝。
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こじき大百科 にっぽん全国ホームレス大調査 / 村田らむ、黒柳わん
¥8,500
SOLD OUT
データハウス A5ソフトカバー 2001年初版 カバーあり 帯イタミ少々 ■20年前でもスレスレの本。ドヤ街の残滓や浮浪者の定住場所がまだ残っていた時代に、日本各地で飛び込み社会した記録。雑誌の時代の終わりに近いが、無茶でタガが外れていて、自ら飛び込み身を沈めていく、あの時代に育ったライターの骨太さを感じる。今の基準で良いか悪いかを断じる身ではなく、時代の空気感が愛しい。
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ふたつの月 / 谷啓
¥1,250
日之出出版 B6判ソフトカバー 89年発行2010年2刷 カバーあり(写真参照) 帯なし ■多くの人に愛された奇才の随筆風回顧小説。常識的で変で不思議な谷啓の随筆風回顧小説、普通に読めば普通だし、引っかかってしまうと思考迷路に入ってしまう捉えどころのない魅力。亡くなられた時の重版。
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納豆大全! / 町田忍
¥700
小学館 単行本 97年発行3刷 カバーの天にヨレ少 帯あり ■昭和の伝道師町田忍の納豆ガイド、ラベル収集から納豆根の興味が高まり納豆を掘り下げるに至る。出版当時の情報なので日々更新されるフードテックの科学情報とは多少違いがあるが、それもまたご愛敬で楽しむ。
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ラバウル温泉遊撃隊 / 山崎まゆみ
¥1,800
新潮社 単行本 09年初版 カバー帯あり ■温泉ライターが掘り当てた温泉秘話。週刊誌やCSチャンネルの旅番組とリンクさせながら取材調査を続けて結実したノンフィクション。戦時中にラバウルのジャングルの中で温泉を掘った日本兵の話を追いかけた。軽視されがちだが、このような題材を出版するのは大変な情熱と労力がいる。
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翼のはえた指 評伝 安川加壽子 / 青柳いづみこ
¥1,400
白水社 単行本 99年初版 カバー帯あり ■大正時代に外交官の娘としてパリに生まれ、戦前戦後に日本の音楽の発展に大きく貢献した安川の評伝。著者の青柳はピアニストでドビュッシーの研究家。演奏家としても生活者としても多くの開拓をした。記憶の彼方に消してよい存在ではない、と思う。
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大下弘 虹の生涯 / 辺見じゅん
¥550
新潮社 単行本 92年初版 カバー帯あり ■青バットの大下は赤バットの川上に比べプロ野球譚の中で語られることが少ない。しかし人間味にあふれ魅力的だ。戦後のプロ野球復興への尽力から、西鉄黄金期で果たした役割まで、その業績は川上に負けてはいないのだが、そんな基準で見るよりもこの野球人の人生を読んで楽しみたい本。
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イラショナル・レイビングス / 著:ピート・ハミル 訳:沢田博 解説:川本三郎
¥700
青木書店 単行本 89年初版 カバー帯あり ■ピート・ハミルが主に60年代に書いたコラムを70年代に入ってまとめたもの。ロック、ドラッグ、ベトナム・・・アメリカの若者にとって激動の時代を、ピート・ハミルの個人、自由、公正に根付いた視点から見た記録。これは意識しようがしまいが今の日本の若者文化の根幹にも続いている。
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伝説の「どりこの」 一本の飲み物が日本人を熱狂させた / 宮島英紀
¥3,200
角川出版 単行本 平成23年初版 カバー帯あり ■戦前の日本を席巻した飲み物が「どりのこ」。なぜか講談社が発売した飲み物の本を角川が出した。題材にふさわしく、肩ひじ張らずに楽しく読ませてくれる。
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華を喰らう侠たち / 写真・文:中村龍生
¥1,200
成甲書房 菊版単行本 01年初版 カバー帯あり ビニールカバー表上部が硬化し割れテープ補修(写真参照)本体は問題なし ■任侠極道の世界に生きる男たちの日常をとらえた写真と文。好奇心に突き動かされてその世界に踏みこんでいっている感じが伝わってきて生々しい。
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東京ラッキーホール / 荒木経惟
¥7,000
SOLD OUT
太田出版 菊版変型縦長ソフトカバー 平成2年初版 カバー天にヨレ(写真参照) 帯なし ■アラーキーのアラーキーらしい仕事、過激な芸術。世界各国で発売されている。
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阿佐田哲也-色川武大 人生修羅場ノオト / 文:春日原浩 写真:中村龍生
¥2,000
KKベストセラーズ 単行本 99年初版 カバー帯あり ■担当編集者と写真家が阿佐田&色川との日々を追想。本人が残した文章を織り交ぜながら人柄や生き方を振り返る。写真も随所に。
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テレビを消しなさい / 山本直樹
¥1,400
平凡社 四六判ソフトカバー 2002年初版 カバー裏にヨゴレ(写真参照) 帯スレ ■漫画家山本直樹のエッセイ集、短編漫画も収録。異才の胸の内に触れる。
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悠貧ダンディズム 男はいくつになっても不良少年 / 石津謙介
¥2,000
経済界 単行本 98年初版 カバー帯付き ■VANジャケットの創始者であった石津謙介が晩年の暮らし方を描いたもの。まぁ”貧”とはいうが基本の経済力は違うのだが、スタイルに対する筋の通し方はやはりVAN世代のお手本。
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ストリート・キングダム 東京パンク/インディーズ・シーンの記録 / 文-写真:地引雄一
¥18,000
ミュージックマガジン増刊 B6ソフトカバー変型 ムック 1986年 目次頁に開きグセあり ■08年に改訂復刻されたもののオリジナル版。70年代終盤から80年代初頭にかけての東京のライブシーンをルポ。東京ソイソース、パンク、テクノがグチャグチャに暴れていた時代の熱さを切り取っている。
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イマジン・ノート / 槇村さとる
¥550
集英社 単行本 98年発行99年第2刷 カバー帯あり ■槇村さとるは若くして売れた漫画家で、実績を重ねながら長く活躍。漫画史の中で語られるタイプではないが、このような人が日本漫画界の分厚さを支えていると思う。思春期に父親との間に起きた問題が、のちの創作にも影を落としていた。カラーフォトページあり。
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色街旅情 紙礫EX 1 / 編:本橋信宏
¥1,100
皓星社 B6ソフトカバー 2018年初版 カバー帯あり ■さまざまな作家の昭和に色街にまつわるエッセイを集めた。坂口安吾も入れば、乱歩の実弟、有名作家の別名、幻の作家等、クセの強い執筆陣が魅力。
