古書はどこかで時間を過ごしてきた本です。
過ごした時間の長さによって善し悪しの判断も変わってきます。
古着の色落ちや崩れに雰囲気や味わいを感じるように受け止め、ご理解いただきたく願います。

　ネットで古書を購入するときに「可」や「良い」の違い、「良好」「非常に良い」「美品」がどの程度なのかなど迷いますよね。
　瑕疵がないに越したことがありませんが、紙質によって紙の変色や退色に関しては避けられないものもあります。
　大前提として、読むのに問題があると判断した本は扱いません。
　新刊に近いことを基準するのではなく、経年や希少性を含め「良」以上と判断したものです。そのうえで気になる部分についてはコメントや写真添付で説明いたします。（下は帯キレの場合）
「良好」「美品」については値段に反映させています。
　新刊に近い方が良いという方や、古書に慣れていない方向けではないかもしれませんがご理解ください。

　検品し、拭き取りクリーニングを行っています。水拭き、極薄めた天然由来の中性洗剤、重曹などを使用しております。
　アルコール消毒に関しては劣化を誘発する場合もありますので、本の状態を見ながら行います。
　グラインダー（やすり）や漂白は本にダメージを与えかねないこと、また瑕疵も古書それぞれの表情であるため、汚れは落とすがやりすぎないようにしています。