資料として面白く、好奇心を突っついてくれるような本をお届けしたいと考えています。
店主は、余分な知識を生業の元手に35年ほど放送作家業を続けてきたこともあり、職業柄に加えエンタメや出版に関係する人たちからの仕入れが中心のため、メディアや芸ごとや大衆文化、スポーツ、趣味関係の本が多めです。
　他にも存在が面白いと感じた本、ちょっと知ってみたいなと思わせる本を選んでいます。
　そして文学もちょっとだけ。

　日本には素晴らしい古書店が全国にあります。書籍のみならず文化全般に造詣の深い方々が営まれています。多くの方が単なる売り買い商売ではなく、過去の文化を次の時代に残し伝えていこうとされています。
　その一人になりたいと思ったことが、この店を始めたきっかけです。
　とはいえ自分の至らなさから、本当の意味での古書、古代、中世、近代の文献や書籍を扱えるほどの知識や経験は持ち合わせていません。
　それでも自分が多少なりとも選べるものとして、長らく仕事で携わったジャンルの、おもに７０年代から９０年代の書籍の中で、残すべき価値があると思う本を扱うことにしました。
　やや偏った品揃えかもしれませんが、面白がって本を眺めていただければ幸いです。