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ポップの現場から~川勝正幸 in TV Bros. 1987‐2012 (TOKYO NEWS MOOK 340号) / 川勝正幸 テレビブロス特別編集
¥1,210
東京ニュース通信社 2012年1刷 B5判ソフトカバー カバー帯有 経年のキズや使用感あり TOKYO NEWS MOOK 340号にて刊行され、川勝正幸が独自の視点で1987年から2012年までのテレビ界や音楽シーンの動向を振り返る。ポップカルチャーにまつわるエッセイやインタビューを収めた貴重な記録。
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上海バンスキング / 斎藤憐
¥1,000
SOLD OUT
而立書房 単行本 84年第5刷 カバー帯あり 見返し扉の天角にシミ 経年の薄ヤケ 名作舞台の戯曲。初版発行は80年。当時の一般的な若い演劇ファンの赤毛モノに対するイメージを覆した作品。戯曲のうしろに資料として上演記録が付いている。
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談志亡き後の真打 / 立川志ら乃
¥450
宝島社 単行本 2012年初版 カバーにスレキズ(写真参照) 帯なし 志ら乃は立川志らくの弟子で、談志の孫弟子初の真打となった。とても立川流らしく、志らくっぽい人、時代にあわせた上書きもされているので、流派の系譜が読みとれて興味深い。
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志ん朝の日本語高座 / 古今亭志ん朝・齋藤明
¥650
PHP出版 単行本 85年初版 カバー打ち傷 帯なし クスミ 昭和53年から60年までNHK‐FMで放送された「お好み邦楽選」の台本をベースにしたもの。邦楽の合間に季節の風物などにふれた語りが入る。その語り手の一人が志ん朝であった。志ん朝は台本に自分なりに意見をするなど、積極的にかかわったという。邦楽や落語の言葉をきっかけに、日本の芸能の根底にある季節や風物の味わいについて語る。
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万年前座 僕と師匠・談志の16年 / 立川キウイ
¥3,000
新潮社 単行本 09年初版 カバーあり 帯背面にスレキズ(写真参照) 本書く派立川流。万年前座と言われたキウイですら書くのである。落ちこぼれから見た談志だから面白いのである。談志はあまりにも要領を得ないキウイに激怒を重ねながら、きなり古舘伊知郎の付き人にする。そうしてまったく他の弟子たちとはちがった関係を気付いていくのが面白い。
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立川流騒動記 / 立川談之助
¥3,500
ぶんがく社 B6ソフトカバー 2012年初版 カバーあり 帯ユルミ 本書く派立川流。談之助は談志が立川流を立ち上げる前の参議院時代に寄席時代に入門している。そして秘書を務めた特異な存在である。長い付き合いだけに、談志を仰ぎ見る次世代と違って、かなり手厳しい。サブカル感覚のあるインテリの視点。
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ひとりブタ 談志と生きた二十五年 / 立川正志
¥750
河出書房新社 単行本 2013年初版 カバー帯付き 本書く派立川流。世に知られる売れっ子弟子たちの本も良いけれど、それぞれの事情を抱えながら談志に仕えた弟子たちの扱いの違いを知るのも興味深い。生志は志の輔と同じく入門年齢が遅く、また病気もあって苦労した。20年間、談志から真打にしてもらえなかった弟子の視点。
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歌舞伎のかくし味 / 山川静夫
¥1,100
淡交社 単行本 H11年初版 カバー帯あり 語り口は天下一品。山川静夫の歌舞伎の本というだけで、楽しく読めて面白いの折り紙が付く。歌舞伎にまつわる言葉を入り口に、歌舞伎通がふと思いついた逸話を語りだす雰囲気が漂うエッセイ。
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大遺言書 / 語り:森繁久彌 文:久世光彦
¥1,200
新潮社 単行本 2003年初版 カバー帯あり 週刊新潮の人気連載をまとめたもの。このあとに「いまさらながら」「さらば」と3部作になっていくから、さすが森繁翁はしぶとい。可笑しみにあふれた老人の繰り言に久世光彦が仕上げている。嚙めば噛むほど味がある。
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浅草エノケン一座の嵐 / 長坂秀佳
¥350
講談社 単行本 89年初版 カバーあり 帯コスレ 小口にヤケ(写真参照) 本体上部にシミ 映画もドラマもテレビもゲームもなんでも書けちゃう長坂秀佳のミステリー。エノケンとロッパが探偵となるエンタメ要素たっぷりの作品。
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エリアンの手記 / 山崎哲
¥1,300
思潮社 B6ソフトカバー 86年初版 カバーあり 帯びなし 吉本隆明の別紙解説付録あり(写真参照) 日本で最初と言われるいじめ自殺事件を題材にした舞台作品など2作品の戯曲集。舞台は衝撃を与え、高い評価を得た小劇場史に残る作品でもある。巻頭に上演舞台の写真。
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飛竜伝’90 殺戮の秋 / つかこうへい
¥750
白水社 単行本 初版 カバー帯あり 1973年が初演のつかこうへい「初級革命講座 飛龍伝」は、題材となる学生運動の火が消えた90年に復活し、ヒロイン役は人気女優の登竜門として、今も人気の演目として上演され続けられている。その復活後のスタートとなったのがこの「飛龍伝’90 殺戮の秋」。ヒロイン神林を演じたのは富田靖子。名作の原点となる書下ろしの戯曲。
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星への切符 / 斎藤憐
¥1,800
三一書房 単行本 82年初版 カバーあり 帯なし キバミ ■82年に日本演劇史に残る傑作「上海バンスキング」で岸田戯曲賞を受賞した斎藤憐は、70年代初頭にTBSラジオの台本を書いていた。担当番組「黒柳徹子のチャターボックスS」の物語コーナー向けに書いたミニストーリーと、「夜のミステリー」向けに書いたものを手直しした短編集。作品背景が貴重。
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わが喜劇 / 澁谷天外
¥1,600
三一書房 函 単行本 72年初版 函ビニカ付き 帯あり パラフィンは傷んでいますが(写真参考)本体は美 ■エンタメにかかわるなら圓朝、曾我廼家兄弟、長谷川伸、真山青果などなど劇作の近代古典を読んでおいたほうが良いと、若いころに先輩から言われた。20代、30代の遊び場である放送メディアにいたから、時代の空気感ばかりを追いかけて読まなかった。読んでおけばよかった、どれだけ引き出しが広がっていたか、今となっては思う。澁谷天外もその一人である。上方喜劇史、喜劇論、戯曲が収録されている。
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虹の脇役 / 関容子
¥950
新潮社 単行本 99年発行00年2刷 カバー帯あり ■「銀座百店」に連載されたエッセイ集、講談社エッセイ賞を受賞した「花の脇役」に続く第2弾。歌舞伎を知らなくても、歌舞伎の風が吹く読み心地。装丁は和田誠。これぞ芸談。
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善悪リーダー心得帖 神田松鯉ビジネス講談集 / 神田松鯉
¥10,000
経営書院 単行本 96年初版 カバー帯あり 裏に一か所疵(写真参照) ■神田松鯉は人間国宝で六代目神田伯山の師匠。講談をもとにしたリーダー論であるが、伯山がのびのびと才能を伸ばせた理由がみえる。希少本。
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寄席の人たち 現代寄席人物列伝 / 秋山真志
¥950
SOLD OUT
創美社/集英社 単行本 2007年初版 カバー帯あり ■寄席にかかわる人々10人、噺家は一人で席亭から講談や紙切り、大神楽、三味線漫談、お囃子など人選が幅広い。細部の情報が楽しく、楽屋で話を聞いているような面白さがある。
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にんげん見本帖 心に残る あの人の言葉・この人の生き様 / 西川右近
¥1,000
集英社(創美社) 単行本 2010年初版 カバー帯あり ■日本舞踊「西川流」の発展に尽くした元家元、初のアメリカ講演をするなど古典芸能に携わりながらも進取の気風を持っていた。分野を問わず様々な人を語っているが、すべてが上質な芸談。
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ばかのたば / わかぎえふ
¥600
大和出版 単行本 95年初版 カバーあり 表紙一か所にシミ(写真参照) 帯あり ■女性の女性観察、ジェンダー云々は別にして読んで楽しいものは楽しい。温かさとエグさが同居する関西らしい視点、地域への偏見とかは別にして読んで面白いものは面白い。
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別役実のコント検定! 不条理な笑いのライセンスをあなたに / 別役実
¥4,000
白水社 B6ソフトカバー 2008年初版 カバー帯あり ■別役実、今のお笑いのコント師たちの流れとは違うものだが根底には近い部分もある、というか近づいているのかもしれない…などと考えさせられる。筒井康隆のコント2編あり。
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らくごコスモス ー落語、昨日今日明日 / 京須偕充
¥1,100
弘文出版 単行本 96年初版 カバーあり 帯イタミ、一部キレ ■扱われているのは志ん生、文楽から現在活躍中の昇太や志らくまで。京須だけに志ん朝、円生、小三治はかかせない。以前はこういう装丁の落語の本が多かった、あのころを感じる。
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14歳の国 / 宮沢章夫
¥600
白水社 単行本 98年発行00年4刷 カバー帯あり ■時代の空気を先どる宮沢章夫の戯曲。作品のほかに高校演劇必勝作戦という上演の手引きがついており、一つ深く作品を読み込み、また演出手法を理解することができる。この人の実績と凄さがあまり掘り起こされないのは残念に思いつつ。
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地域演劇という不思議空間 甦る情景…期待と混沌と / 東義人
¥850
書肆侃侃房 A5ソフトカバー単行本 08年初版 カバー帯あり 黒カバー帯にスレ(写真参照) ■福岡・九州地域で活動している劇団の活動や作品を紹介している。各劇団の写真も楽しく、ローカルの演劇人たちの熱が伝わってくる。演劇をエリアを切り取った貴重な資料。
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超日常体験報告 / 象さんのポット
¥6,500
出版権 B6判ソフトカバー 94年初版 カバー帯付き 帯一部キレ 後ろ見返し遊びに薄シミ ■「お笑いスター誕生」でシュールなネタを演じ一世を風靡した象さんのポットによる不思議本。解散した年にこのような本を出していたとは。