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志ん朝の日本語高座 / 古今亭志ん朝・齋藤明
¥650
PHP出版 単行本 85年初版 カバー打ち傷 帯なし クスミ 昭和53年から60年までNHK‐FMで放送された「お好み邦楽選」の台本をベースにしたもの。邦楽の合間に季節の風物などにふれた語りが入る。その語り手の一人が志ん朝であった。志ん朝は台本に自分なりに意見をするなど、積極的にかかわったという。邦楽や落語の言葉をきっかけに、日本の芸能の根底にある季節や風物の味わいについて語る。
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ヴァイオリンの魅力と謎 / 佐々木庸一
¥1,800
音楽之友社 単行本 62年初版 カバー帯あり 帯角微傷 ヴァイオリンという楽器についてストラディヴァリの名前ぐらいしか知らない…ので、もうちょっと知ってみたいときに、基本的な全容を掴める。興味深いエピソードもあり、クラッシック好きな人にも、なんとなく知っておいても良いかなという人にも楽しめると思う。
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もうひとりのイルカ物語 なごり雪の季節に旅立っていった夫へ / イルカ
¥700
マガジンハウス B6ソフトカバー 2008年初版 カバー帯あり フォークシンガーのイルカと夫の神戸和夫の回想記。神部は学生時代からイルカと音楽活動を共にし、結婚後もソロになったイルカを支えるも病に倒れた。ビジネスパートナーでもあった神部の闘病生活は20年に及んだが、愛情とともに音楽ビジネス最前線を生きるイルカのプロらしい思考にも触れることができる。
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佐野鋤・音楽とその生涯 ー昭和の民族音楽とともに生き抜いた人生ー / 佐野博美
¥750
三一書房 単行本 97年初版 カバー裏にシミ消毒済(写真参照) 小口天にシミ(写真参照) 裏見返しに著者謹呈のサインとヤブレ有(写真参照) 佐野鋤(たすく)は昭和に日本のジャズが広まるプロセスを調べた時に必ず名前の出てくる人物で、服部良一とのかかわりも深い。「ロッテ歌のアルバム」で指揮していた。著者は息子のサックス奏者佐野博美。
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ジャズ喫茶に花束を ジャズ喫茶店主九人が語る「ジャズの真実」 / 村井康司
¥800
河出書房新社 四六判ソフトカバー 2002年初版 カバーあり 帯イタミ(写真参照) ジャズファンの間で知られている全国各地の有名ジャズ喫茶のマスターたちを取材している。著者がジャズ専門ライターだけに聞きどころをしっかり押さえていて、コアファンも読んで楽しいと思う。マスターたちの推奨盤一覧もうれしい。
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教科書から消えた唱歌・童謡 / 横田憲一郎
¥450
産経新聞社 単行本 02年初版 カバー帯あり 産経らしい主張はともかく、唱歌・童謡の基本的な知識を得たいときに、資料として過不足なくわかりやすい。
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どれみそら 書いて創って歌って聞いて / 阪田寛夫 聞き手:工藤直子
¥1,250
河出書房新社 単行本 95年初版 カバー端薄ヤケ 帯あり ■ドレミソラは日本音楽の5音階、そこに西洋の楽理が入ってきてシが加わる。誰もが知る童謡「サッチャン」の作詞家で、芥川賞作家でもある坂田が子供たちに日常にあった音楽を振り返る。聞き手が詩人で童話作家の工藤直子。優しい二人の優しい気持ちになる本。
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芸能ビジネスを創った男 渡辺プロとその時代 / 野地秩嘉
¥750
新潮社 単行本 2006年初版 カバー帯あり ■現ワタナベエンタを作った人の話。ナベプロ本は数多いが、要点は全て押さえてあり入り口としてわかりやすい本。戦後芸能史の中で洋楽ポップスの和訳輸入、テレビのエンタテイメントへの早い対応、興行ビジネスの再編、近代的なプロダクションシステム確立とナベプロの功績は計り知れない。ナベシン社長と呼ばれた渡辺晋は偉大な人物でもあった。この事務所の根が常に音楽にあることも重要。
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いつだって青春 ホリプロとともに30年 / 堀威夫
¥1,000
東洋経済新報社 単行本 92年初版 帯カバー付き 謹呈本のため著者署名と落款、送り先為書きあり(写真参照) ■ホリプロを作った人の回顧録。堀の半生記は村松友見による「ギターとたくわん」もあるが、芸能資料としてはこちらの方がふさわしい。戦後ポップス史でもあり、ジャズ、GSを経てアイドルの時代まで懐かしい名前とエピソードが登場する。
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小沢昭一的流行歌・昭和のこころ / 小沢昭一 大倉徹也
¥650
新潮社 単行本 2000年初版 カバー帯あり ■昭和歌謡回顧は数あれど、やはりその時代を体験している小沢昭一が書けばひと味違う。名ラジオ番組「小沢昭一的こころ」でもタッグを組んでいる放送作家の大倉徹也ととも懐かしい歌謡曲の世界を振り返るのこころなのだ。
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アナログな日々 ときどき モバイル / 牧野茂雄
¥750
アルファベータ 四六判ソフトカバー 2005年初版 カバーに薄ヤケ 帯 小口にシミ ■牧野茂雄は自動車評論家。趣味のアナログオーディオについたこの本は、ユーザー向けの評論とは違い実体験を記録した一人称の面白さがある。クラシックジャーナルに連載されていた内容をまとめたもので、音やオーディオに興味がある人向けかと思う。
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そして、風が走りぬけて行った 天才ジャズピアニスト 守安祥太郎の生涯 / 植田紗加栄
¥1,900
講談社 単行本525P 97年初版 カバー帯あり 表紙タイトルわきに小凹み(写真参照) ■労作にして大作。ジャズファンなら守安のことはご存じと思う。戦後日本のジャズ界に登場し天才といわれながら謎の死を遂げたピアニストの評伝。
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翼のはえた指 評伝 安川加壽子 / 青柳いづみこ
¥1,400
白水社 単行本 99年初版 カバー帯あり ■大正時代に外交官の娘としてパリに生まれ、戦前戦後に日本の音楽の発展に大きく貢献した安川の評伝。著者の青柳はピアニストでドビュッシーの研究家。演奏家としても生活者としても多くの開拓をした。記憶の彼方に消してよい存在ではない、と思う。
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ベーシーの客 / 村松友視
¥850
マガジンハウス 単行本 98年初版 カバー帯あり ■一関のベーシーはジャズファンの多くが知る店である。関連書籍もあるし、映画にもなった。村松がこの場所を物語の舞台にしたことが妙味。
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ジュリアードの青春 音楽に賭ける若者たち / 文:ジュディス・コーガン 訳:木村博江
¥750
新宿書房 単行本 90年初版(06年に新装版) カバー帯あり ■ジュリアード音楽院出身の著者によるノンフィクション。指導者として音楽好きにはおなじみの名前が続々登場する。トップレベルで学ぶって大変なことであるが、学校が純粋に学校であった時代のうらやましさもある。
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プロデューサー 音楽シーンを駆け抜けて / 酒井政利
¥700
時事通信社 単行本 2002年初版 カバー帯あり ■酒井はアイドル黄金時代に活躍したプロデューサーで今年(21年)の夏に亡くなった。代表作である南沙織、郷ひろみ、山口百恵らに多くのページが咲かれているが、短くさまざまな歌手に触れている部分が意外に興味深かったりする。
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にんげん見本帖 心に残る あの人の言葉・この人の生き様 / 西川右近
¥1,000
集英社(創美社) 単行本 2010年初版 カバー帯あり ■日本舞踊「西川流」の発展に尽くした元家元、初のアメリカ講演をするなど古典芸能に携わりながらも進取の気風を持っていた。分野を問わず様々な人を語っているが、すべてが上質な芸談。
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ピアノと平均律の謎 調律師が見た音の世界 / 著:アニタ・サリヴァン 訳:岡田作彦
¥1,000
白揚社 単行本 2005年初版 カバー帯あり ■ピアノを弾くことや楽理を学んでいなくとも、読むことで音楽に近づくことはできる。賞を得ている一方で賛否もあるらしく、ピアノを弾ける人たちにとってはまた別な奥行きがあるのだろうと思う。
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三つの君が代 日本人の音と心の深層 / 内藤孝敏
¥800
中央公論社 単行本 97年初版 カバー帯あり 帯は黒印刷特有のスレ有(写真参照) ■誰もが知っている、論じられることが多い、諸説飛び交うけれど、君が代の基本のキはこれ。楽曲の源流をたどった一冊。
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ストリート・キングダム 東京パンク/インディーズ・シーンの記録 / 文-写真:地引雄一
¥18,000
ミュージックマガジン増刊 B6ソフトカバー変型 ムック 1986年 目次頁に開きグセあり ■08年に改訂復刻されたもののオリジナル版。70年代終盤から80年代初頭にかけての東京のライブシーンをルポ。東京ソイソース、パンク、テクノがグチャグチャに暴れていた時代の熱さを切り取っている。
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藝人という生き方 そして、死に方 / 矢野誠一
¥1,100
日本経済新聞社 単行本 99年初版 カバーの背上部にヨレ 帯あり ■人物評集。人選が矢野誠一である(写真参照)。また芸の捉え方も幅広く、矢野誠一にしかこれだけの人をカバーできないと思われる。
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バラと痛恨の日々 有馬稲子自伝 / 有馬稲子
¥1,500
中央公論社 単行本 95年初版 カバー帯あり ■旅公演の合間に3年をかけた書いたという。女優というと沢村貞子の文章が有名だが、有馬稲子も読ませる人だ。余分な虚飾がなく知性的。
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曽根幸明の昭和芸能放浪記 昭和の夢は夜ひらく / 曽根幸明
¥2,500
廣済堂出版 単行本 07年初版 カバー帯付き 小口天など全体に経年のヤケ ■曽根幸明はテレビの歌番組にもよく登場していて、たたずまいに独特のやさぐれ感があり夜の歌謡曲に良く似合うと感じた。世田谷に生まれ不良、練鑑、バンドマン、ジャズ喫茶をへて作曲家として歌謡界の最前線を駆け抜けていった回顧録。勝新太郎に信頼された人。
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相倉久人にきく昭和歌謡史 / 相倉久人:著 松村洋:編著
¥1,800
アルテスパブリッシング B6版ソフトカバー 16年初版 帯カバーあり ■相倉久人というとついついジャズの話をしていただきたくなるが、大衆音楽全般への造詣の深さから昭和歌謡やアイドルやニューミュージックについても読みごたえがある。評論うんぬんより、もう好きに音楽について話してもらえればためになる感じ。
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