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上海バンスキング / 斎藤憐
¥1,000
SOLD OUT
而立書房 単行本 84年第5刷 カバー帯あり 見返し扉の天角にシミ 経年の薄ヤケ 名作舞台の戯曲。初版発行は80年。当時の一般的な若い演劇ファンの赤毛モノに対するイメージを覆した作品。戯曲のうしろに資料として上演記録が付いている。
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談志亡き後の真打 / 立川志ら乃
¥450
宝島社 単行本 2012年初版 カバーにスレキズ(写真参照) 帯なし 志ら乃は立川志らくの弟子で、談志の孫弟子初の真打となった。とても立川流らしく、志らくっぽい人、時代にあわせた上書きもされているので、流派の系譜が読みとれて興味深い。
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志ん朝の日本語高座 / 古今亭志ん朝・齋藤明
¥650
PHP出版 単行本 85年初版 カバー打ち傷 帯なし クスミ 昭和53年から60年までNHK‐FMで放送された「お好み邦楽選」の台本をベースにしたもの。邦楽の合間に季節の風物などにふれた語りが入る。その語り手の一人が志ん朝であった。志ん朝は台本に自分なりに意見をするなど、積極的にかかわったという。邦楽や落語の言葉をきっかけに、日本の芸能の根底にある季節や風物の味わいについて語る。
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万年前座 僕と師匠・談志の16年 / 立川キウイ
¥3,000
新潮社 単行本 09年初版 カバーあり 帯背面にスレキズ(写真参照) 本書く派立川流。万年前座と言われたキウイですら書くのである。落ちこぼれから見た談志だから面白いのである。談志はあまりにも要領を得ないキウイに激怒を重ねながら、きなり古舘伊知郎の付き人にする。そうしてまったく他の弟子たちとはちがった関係を気付いていくのが面白い。
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立川流騒動記 / 立川談之助
¥3,500
ぶんがく社 B6ソフトカバー 2012年初版 カバーあり 帯ユルミ 本書く派立川流。談之助は談志が立川流を立ち上げる前の参議院時代に寄席時代に入門している。そして秘書を務めた特異な存在である。長い付き合いだけに、談志を仰ぎ見る次世代と違って、かなり手厳しい。サブカル感覚のあるインテリの視点。
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ひとりブタ 談志と生きた二十五年 / 立川正志
¥750
河出書房新社 単行本 2013年初版 カバー帯付き 本書く派立川流。世に知られる売れっ子弟子たちの本も良いけれど、それぞれの事情を抱えながら談志に仕えた弟子たちの扱いの違いを知るのも興味深い。生志は志の輔と同じく入門年齢が遅く、また病気もあって苦労した。20年間、談志から真打にしてもらえなかった弟子の視点。
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歌舞伎のかくし味 / 山川静夫
¥1,100
淡交社 単行本 H11年初版 カバー帯あり 語り口は天下一品。山川静夫の歌舞伎の本というだけで、楽しく読めて面白いの折り紙が付く。歌舞伎にまつわる言葉を入り口に、歌舞伎通がふと思いついた逸話を語りだす雰囲気が漂うエッセイ。
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大遺言書 / 語り:森繁久彌 文:久世光彦
¥1,200
新潮社 単行本 2003年初版 カバー帯あり 週刊新潮の人気連載をまとめたもの。このあとに「いまさらながら」「さらば」と3部作になっていくから、さすが森繁翁はしぶとい。可笑しみにあふれた老人の繰り言に久世光彦が仕上げている。嚙めば噛むほど味がある。
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ヴァイオリンの魅力と謎 / 佐々木庸一
¥1,800
音楽之友社 単行本 62年初版 カバー帯あり 帯角微傷 ヴァイオリンという楽器についてストラディヴァリの名前ぐらいしか知らない…ので、もうちょっと知ってみたいときに、基本的な全容を掴める。興味深いエピソードもあり、クラッシック好きな人にも、なんとなく知っておいても良いかなという人にも楽しめると思う。
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夢の木坂分岐点 / 筒井康隆
¥800
新潮社 単行本 87年初版 カバー帯あり 帯は谷崎賞受賞版 小口にシミ(写真参照) SF界のプリンスだった筒井の読者にとって、この夢の木坂と「乗越駅の刑罰」は新たな地平に誘われる衝撃作だった。今も文庫本で使われている表紙画はルネ・マグリット。
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うんたまぎるー / 立松和平
¥1,100
岩波書店 単行本 89年初版 カバー帯あり 謹呈本(写真参照) 小口天シミ’(写真参照) 民話を元にした沖縄芝居の演目「運玉義留」は、不可思議で庶民に爽快感を与える義賊話である。題材として映画にもなり、このように小説にもなった。立松和平は華々しくデビューし、文学賞をいくつも受賞しているが、一方で騒動の多い人でもあった。自分の中にある矛盾と複雑さを寓話に閉じ込めた印象がある。数多くの受賞歴を持つ沖縄の版画家儀間比呂志の挿画8葉。
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南アルプス開拓の父 竹澤長衛物語 / 松尾修
¥1,100
山と渓谷社 B6ソフトカバー 2012年初版 カバー裏にスレヨゴレあり(写真参照) 帯あり 今でいう南アルプスの熊猟師の息子に生まれた竹澤長衛は明治35年に15歳で山仕事を始める。時はまさに日本の山岳登山の黎明期、山案内人として多くの登山道を開いた男の物語。明治大正昭和と日本の登山の移り変わっていく姿を、竹澤の人生を通して味わえる。
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1945年のクリスマス 日本国憲法に「男女平等」を書いた女性の自伝 / ベアテ・シロタ・ゴードン 構成・文:平岡磨紀子
¥550
柏書房 単行本 95年発行2013年18刷 カバー帯あり 重い荷物を持つときに掛け声はデカいのに力を出していない奴ばっかりだ、みたいになっている日本のジェンダー平等ですが、日本国憲法に男女平等が書かれた裏にはあった努力を知るのはとても重要なこと。版を重ねるロングセラーです。あまり重版で日の浅い本は扱わないのですが、今の時代だから知っておきたい内容、資料としても重要なので。
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キャメラマン一代 私の映画人生60年 / 宮川一夫
¥1,000
PHP 単行本 85年初版 カバー帯あり 小口ヨゴレ(写真参照) クスミ 裏見返しにハガレ(写真参照) 名キャメラマン宮川一夫の貴重な回想録。登場する現場のほとんどが伝説的な監督の作品ばかり。読めば名作を見直す楽しみが増す。状態は経年の劣化があり、資料として読みたい方向け。
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もうひとりのイルカ物語 なごり雪の季節に旅立っていった夫へ / イルカ
¥700
マガジンハウス B6ソフトカバー 2008年初版 カバー帯あり フォークシンガーのイルカと夫の神戸和夫の回想記。神部は学生時代からイルカと音楽活動を共にし、結婚後もソロになったイルカを支えるも病に倒れた。ビジネスパートナーでもあった神部の闘病生活は20年に及んだが、愛情とともに音楽ビジネス最前線を生きるイルカのプロらしい思考にも触れることができる。
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佐野鋤・音楽とその生涯 ー昭和の民族音楽とともに生き抜いた人生ー / 佐野博美
¥750
三一書房 単行本 97年初版 カバー裏にシミ消毒済(写真参照) 小口天にシミ(写真参照) 裏見返しに著者謹呈のサインとヤブレ有(写真参照) 佐野鋤(たすく)は昭和に日本のジャズが広まるプロセスを調べた時に必ず名前の出てくる人物で、服部良一とのかかわりも深い。「ロッテ歌のアルバム」で指揮していた。著者は息子のサックス奏者佐野博美。
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インサートコイン(ズ) / 詠坂雄二
¥2,000
光文社 B6判ソフトカバー 2012初版 カバー帯あり 懐かしい名作ゲームを題材にした青春短編小説集。ゲームがユースカルチャーとして成立していく時代の空気感が伝わってい来る。
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浅草エノケン一座の嵐 / 長坂秀佳
¥350
講談社 単行本 89年初版 カバーあり 帯コスレ 小口にヤケ(写真参照) 本体上部にシミ 映画もドラマもテレビもゲームもなんでも書けちゃう長坂秀佳のミステリー。エノケンとロッパが探偵となるエンタメ要素たっぷりの作品。
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ラストゴングは打ち鳴らされた リングを駆け抜けた闘士たち / 織田淳太郎
¥1,800
早稲田出版 単行本 2006年初版 カバー帯あり ノンフィクションのロングセラー「狂気の右ストレート」で知られる織田淳太郎によるボクサーたちのノンフィクション短編集。当時のスポーツもののライティングスタイルで、スポーツノンフィクションが元気だった時代らしい作品。早稲田出版というのも珍しい。
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エリアンの手記 / 山崎哲
¥1,300
思潮社 B6ソフトカバー 86年初版 カバーあり 帯びなし 吉本隆明の別紙解説付録あり(写真参照) 日本で最初と言われるいじめ自殺事件を題材にした舞台作品など2作品の戯曲集。舞台は衝撃を与え、高い評価を得た小劇場史に残る作品でもある。巻頭に上演舞台の写真。
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飛竜伝’90 殺戮の秋 / つかこうへい
¥750
白水社 単行本 初版 カバー帯あり 1973年が初演のつかこうへい「初級革命講座 飛龍伝」は、題材となる学生運動の火が消えた90年に復活し、ヒロイン役は人気女優の登竜門として、今も人気の演目として上演され続けられている。その復活後のスタートとなったのがこの「飛龍伝’90 殺戮の秋」。ヒロイン神林を演じたのは富田靖子。名作の原点となる書下ろしの戯曲。
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ジャズ喫茶に花束を ジャズ喫茶店主九人が語る「ジャズの真実」 / 村井康司
¥800
河出書房新社 四六判ソフトカバー 2002年初版 カバーあり 帯イタミ(写真参照) ジャズファンの間で知られている全国各地の有名ジャズ喫茶のマスターたちを取材している。著者がジャズ専門ライターだけに聞きどころをしっかり押さえていて、コアファンも読んで楽しいと思う。マスターたちの推奨盤一覧もうれしい。
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愛の映画 香港からの贈りもの / 川田耕
¥900
大隅書店 単行本 2011年初版 カバー帯あり 香港映画には圧倒的メインストリームである格闘アクションがある一方で、きわめて独創的に愛を描く映画も少なくない。香港を取り巻く状況が激変する中で、映画もまた変わっていくだろう。愛を鍵に香港映画を読み解いており、総合的に香港映画を理解するときの参考になる。
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教科書から消えた唱歌・童謡 / 横田憲一郎
¥450
産経新聞社 単行本 02年初版 カバー帯あり 産経らしい主張はともかく、唱歌・童謡の基本的な知識を得たいときに、資料として過不足なくわかりやすい。
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